鳥種混合率(グース・ダック)

鳥種試験

羽毛の鳥種について 説明します。

鳥種には ダック(アヒル)、グース(ガチョウ)があります。

これは  ふとんにした際の価格に影響が出るため、

表示通りの鳥種がふとんに充填されていることが大切です。

単純に ダウンが大きいからグース、ダウンが小さいからダック とは限りません。

鳥の種類、飼育環境、飼育期間 にも左右されます。

これを試験で確認することができます。

肉眼での  ダック   グース  の判断は非常に難しく

CILでは、マイクロリーダー60倍を使用して判断します。

 

(試験手順)

組成混合率試験の二次分析のダウンを4等分しその一つを試験試料とします。

不足した場合対角の1/4を取り追加します。                         (試料は個数で100個、重量で0.05gの両方を満たす事)

ダウンを1つ1つ丁寧に以下の7項目を鑑別していきます。

この中で、特に重視しているのは 節の大きさ です。

① 節と節の間隔

② 小羽枝の節の状態

③ 節の大きさ

④ 羽枝の繊度

⑤ 節の有無

⑥ 小羽枝

⑦ 小鉤

CILでは表示違反の無い羽毛原料の流通撲滅のため日々努力しています。

%e3%83%80%e3%83%83%e3%82%af%ef%bc%93     %e3%82%b0%e3%83%bc%e3%82%b9

三角の節が大きい(正三角形に近い)       三角の節が小さい(二等辺三角形)

体圧分布測定(敷き寝具)

今月は「体圧分布測定」について説明します。

体圧分布とは「敷き寝具にどのように体重による圧がかかっているかを評価すること」です。

仰向けで寝たときに背中の圧が均等な方が眠りやすいことから、体圧分布を計ります。

圧が均等になっている状態を「体圧分散」と言います。

 

最近、通販などで盛んにこの画像が使用されますが

このデータが科学的客観的に示していないと、見る人に誤解を与える可能性があります。

CIL研究所では、科学的根拠となるデータを取得するため

「寝具性能マニュアル(日本ふとん協会)」に基づき測定を行っています。

 

測定依頼お待ちしています。

通気性試験

寝具の通気性能とは、空気の通りの良し悪しの性能を示すものです。

この性能が良いと 寝ているときに寝具と身体の間に熱がこもりにくく、

快適な寝床内環境が保てることになります。

 

以前は 夜寝る際、エアコンでの温度調節はせず、

夏の掛け寝具としてタオルケットを使っていた時代がありました。

しかし、近年では熱帯夜対策として 夜もエアコンを利用することが多く、

単に薄手のケットだけを使用することも少なくなっています。

現在の夏の寝具の性能条件は、

適度な通気性と保温性のあることが必要となっているようです。

 

弊所では、通気性試験 として実施することが出来ます。

試験対象になるものは ケット類(タオルケット、キルトケット、ダウンケットなど)の

夏向けの寝具となります。

 

※類似の試験で「通気度試験」がありますが、生地の空気の通りの悪い方が良いとなります。これは、充填物が羽毛や羊毛の場合通気度が悪いと充填物が生地から吹き出すため、吹き出しがしにくいことを測定するものです。弊所では「通気度試験」「通気性試験」両方行っています。

羽毛の組成混合率

羽毛ふとんにおいて「ダウン何%入っている」とよく言われます。

CIL 快適睡眠環境研究所では ふとんに充填された羽毛を細かく分類することができます。

その検査結果を「組成混合率」といいます。

この検査は大変な作業で、30数年前までは10g採取し、

全ての項目を一度に分析する方法を4人がかりで行い

結果が出るまでには1週間位かかっていました。

現在では、2段階選別法(一次選別、二次選別)が採用され、

熟練した検査員3人で半日から1日で選別できるようになりました。

 

一次選別

3gの羽毛を ダウン+ファイバー、スモールフェザー、ネック、ラージフェザー

損傷羽根、陸鳥羽根、夾雑物 の7種類に分類します。

 

二次選別

一次選別のダウン+ファイバーから 0.2gを採取し ダウン、類似ダウン、ダウンファイバー

フェザーファイバー、フェザー、夾雑物 に分類します。

 

JISの規定では ピンセットで1個のダウンをつかみ、4~5回振ってファイバーを落としますが、

CILでは、ピュアダウン方式で行っています。

ピュアダウン方式とは、CIL 快適睡眠環境研究所 独自の方法です。

ダウンに混入したファイバーを極力取り除く方法で、ピンセットで1個のダウンをつかみ、

ダウンに絡みついているファイバーを、力強く何度も振って落とします。

ダウンをつかんでいる箇所にもファイバーがある為、ピンセットの位置を変えたり

振っても落ちないファイバーを発見したら、それも丁寧に取り除きます。

ファイバーは1本の繊維の為、羽毛の重要な性能の一つである「かさ高」には何ら関与しません。

私たちはそれを分類し、羽毛の真の実力を見ているのです。

 

CIL 快適睡眠環境研究所は、羽毛原料において 正確かつ厳格な検査を実施できる機関です。

この機会にぜひご利用ください。

 

ピュアダウン方式

 

JIS方式

今回は 枕 のお話です。

最近は 自分に合った枕を作るために、

身体を「mm単位」で測定したうえで購入する方が増えているようです。

(せっかく体型を計ったのだから、さぞ精密な枕が出来る)

と期待してしまうのは無理もありませんが、

実際には 各店舗にあるさまざまな枕には 3㎝ とあっても、

製造メーカーが違うと高さが一致しない場合もあるなど、不思議な現象が見られます。

 

CIL快適睡眠研究所では、枕の性能測定が実施出来ます。

【枕の高さ・硬さ測定】

この測定は 頸椎部分の枕の高さを測定出来ます。

6㎏ のおもりを枕に乗せ測定します。同じ要領で、圧力センサーを入れて硬さの測定も行います。

%e5%86%99%e7%9c%9f%ef%bc%91

【枕の表面温度測定】

枕の使用時に、暑さを感じることがあるかと思います。

枕は「頭寒足熱」といって、冷やす(熱がこもらない)ことが良いとされています。

これを測定出来る設備があります。

img_7802

【枕の体圧分布測定】

枕を使用したときの体圧の状態を測定出来ます。

写真3 の「枕4」のような画像が撮れたときに、使用者から「枕が良い感じ」の感想がでます。

首のところに色が付いており、「首が支えられている」という状態を示しています。

これは販促時に良く使用されているため、1度は見たことがあるのではないでしょうか。

%e5%86%99%e7%9c%9f%ef%bc%93

このように、枕の性能に関するさまざまな試験が可能ですので

ぜひご利用お待ちしております!

2022桜

4月の初旬 下妻では桜が満開となり、あっという間に桜吹雪となりました。

雨が多く心配でしたが、無事 CILメンバーで写真を撮ることができました。

現在はすっかり葉桜になっていますが、新緑の景色も気持ちが良いですね。

 

下妻では、ゴールデンウイークに田植えをする家が多いので

来週頃から 田んぼに水を張り始めます。

この景色がとっても綺麗で 初夏を感じる風景で大好きです!

%e6%a1%9c-2

 

今年もまた、お花見はできませんでした。。

来年こそ。。!

 

睡眠実験

CIL快適睡眠環境研究所では、様々な寝具の性能評価を積極的に行っています。

しかし、折角寝具の性能を調査しても その性能が睡眠にどのように影響しているかの調査が必要です。

これを調べる方法が睡眠実験です。

具体的には、その寝具を使用して眠る日と 使わずに眠る日の睡眠の状態を比較します。

使用する機器は、普段の睡眠を阻害しないように配慮した睡眠測定器を使います。

%e7%9d%a1%e7%9c%a0%e5%ae%9f%e9%a8%93-%e5%ba%83%e8%a7%92

最近は簡易式の睡眠測定器が出回っていますが、弊所では論文作成可能な研究用機器を使用し

エビデンスに対応できる分析作業を行います。

また、被験者にご協力いただくため弊所倫理委員会の審査の上実施しています。

「よく眠れる寝具」のエビデンス取得のためのお手伝いが出来ますので、

皆様からのご依頼をお待ちしています。

恒温恒湿室の校正

CILでは、毎月 恒温恒湿室の校正を行っています。

恒温恒湿室については 下記リンクをご参照ください♪

CIL Diary 恒温恒湿室

 

恒温恒湿室は、羽毛や製品の様々な試験に 日々使用しているため

環境が正しく保たれているかの確認作業が必要になります。

毎月校正を行い、精度を正しく管理することで試験の信頼性が保証されます。

 

※校正の様子

%e6%a0%a1%e6%ad%a32 img_2705-1024x768

 

72時間 (20℃  65%RH 設定:標準状態)記録を録った結果は、下記グラフのとおりです。

温度平均 20.01℃ ±0.03℃(標準偏差)

湿度平均 63.11%RH ±0.17%RH (標準偏差)

と、安定していることを確認しています。

 

%e8%aa%bf%e6%95%b4%e5%ae%a42

 

 

 

保温性測定

「厳寒の候」を挨拶に使う時期、

1年のうちで一番寒さが厳しいとされているそうですね。

今月は 今の時期に最適な、寝具の【保温性】について書いてみます。

 

求められている寝具の性能は様々ですが、要求度の上位に入るのが【保温性】です。

測定方法は JIS 及び 科技振法 で規定されており、

寝具の暖かさを数値化することが可能となっています。

 

弊所で保温性測定を行った場合の単位は :tog(トグ)値でご案内します。

但し、JIS の測定では clo(クロ)値 となりますので、ご希望により換算してご報告可能です。

※室温 21℃ の環境に安静にした状態の人間が、快適と感じる着衣量を 1clo と定義しています。

(ちなみに 0clo は裸の状態)

数値が大きいほど保温性が高いことを意味します。

 

必要な tog値 は人によって異なります。

年齢を重ねると基礎代謝が低下するため、tog値 の高い寝具を必要とします。

年齢だけでなく、性別・体型などによっても異なりますので

寝具を選ぶ際の1つの指標にされてはいかがでしょうか。

 

tog値 について 下記リンクをご参照ください ♪

http://www.cil.or.jp/comfort/#sec01

 

CIL睡眠環境研究所にて 保温性測定 のご依頼を承っております。

お気軽にお問い合わせくださいませ。

 

 

 

 

 

 

 

恒温恒湿室

CIL快適睡眠環境研究所では、3室の恒温恒湿室を所有しています。

2室は、標準状態(温度20℃、湿度65%RH)を一定に保つことの出来る部屋で、

JISなどの羽毛試験や保温性試験などに使用しています。

環境条件の精度を安定させることで、測定される試験結果の信頼度も上がるわけです。

今回、点検修理を行った部屋は 弊所が所有する恒温恒湿室で

制御範囲(温度10~30℃、湿度30~80%RH)が広く、

広さも約11㎡あり睡眠実験や劣悪環境の再現など様々な環境を再現できる部屋です。

点検を終えたこの機会に、お気軽にお問い合わせください ♪

SONY DSC %e6%81%92%e6%b8%a9%e6%81%92%e6%b9%bf%e5%ae%a4%e3%80%80%e4%bf%ae%e7%90%86