水分移動特性試験

「水分移動特性試験」という言葉は、あまり聞き慣れない言葉だと思いますが、

寝装品の重要な性能である「吸湿性」「透湿性」「放湿性」の3つの性能を総称して、

「水分移動特性」としてJIS(日本産業規格)に規定されている用語です。

 

「ふとんの水分移動特性試験方法」はJISで規定され、3つの性能を数値化できます。

この測定器を保有し、公的測定機関で実施出来るのは、

国内では弊所のみとなっています。(JIS L1915)

 

寝装品は、人間がその中に入って睡眠をします。

一般に睡眠中にコップ1杯分汗をかくと言われ、その汗は寝装品に吸収されます。

 

そのため、人間の汗をよく吸って、吸った汗が人間に戻らないように、

外に放湿することが理想です。

寝装品の素材、構造によって、その性能の良し悪しがあり、

もし悪い場合は睡眠中の寝床が蒸れた状態となってしまいます。

 

製品の性能を表現する際のエビデンスとして、測定のご利用をお待ちしております。

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